GAME de B-DASH

ゲームが特別うまい訳でもないけれど、ちょっぴり古いゲームから最新のゲームまでゲームと名がつく物が好きな人のブログ。

【PCE】ドラゴンスレイヤー 英雄伝説

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ハドソンが1991年にPCエンジンSUPER CDROM2で発売したロールプレイングゲーム。因みにSUPER CDROM2第1弾ソフト。
オリジナルは日本ファルコムが1989年にPCで発売していた作品。
ドラゴンスレイヤーシリーズの第6作目で、それまでアクションロールプレイングゲームを得意としていた日本ファルコムが本格的ロールプレイングゲームに着手した。
そういう意味では記念碑的作品でもあった。
ゲームシステムは非常にオーソドックスであり、王子がお供をつれて世界を魔物から解放していくストーリーなど非常に分かりやすい。
それでも人間性溢れるセリフの数々や、音楽の良さも相まって中々のゲームとなっている。
このゲームの感想としてはよく「サクサク進む」「お手軽」等の意見がよく聞かれる。
確かに戦闘でHPが0になっても気絶扱いで、戦闘が終わればHP1になっているだけだし、全滅しても戦闘直前に戻れるなどお手軽なシステムだ。でも普通にプレイしていたら雑魚敵が強いのでそれ程お手軽でもない。
敵とのエンカウントは見えないシンボルとのシンボルエンカウントで、逃げるとその敵は見えるシンボルとなるという独特なシステム。
敵は見えないがシンボルエンカウントなので戦闘をオートにし、ボタンの連打設定で暫く放置すると勝手にレベルとお金が貯まっていくので、これを利用していくと「お手軽」と言えるのかもしれない。
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PCエンジン版は音楽が内臓音源かCDかを選択出来る。デフォルトは内臓音源が選択されているが、CDに変えると全編CDとなりかなり豪華。
他にもレベルアップの時にポイントをプレイヤーで振り分けることも出来るので、プレイヤーでお好みのキャラクター育成が楽しめる。
ただグラフィックは91年発売と考えると残念な出来で、画面構成はパソコン版のそれと同じなので右側は常にステータスが表示される。その為移動画面は狭くなっている。イベントシーンも、専用グラフィック等は用意されず声優さんがしゃべるだけ。これなら普通のCDROM2でもいけるんじゃないかと思わされるところである。
とは言えシステムで快適なゲーム環境を提供している辺りは最近のゲームも見習って欲しいところだ。