【PCE】ドラゴンスレイヤー英雄伝説2
1992年にハドソンから発売されたロールプレイングゲームで、同年に日本ファルコムから発売されたパソコン版の移植。
その名の通り『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』の続編で、前作の主人公のセリオスの息子のアトラス王子が主人公。
基本システムは前作を引き継いでいるが、前作の独特なエンカウント方式ではなく、敵が初めから見える普通のシンボルエンカウント方式となった。
その他一部アニメーションする敵が居たり、イベントシーンではアニメーションで表現するなど、よりCDロムの恩恵を受ける形でパワーアップ移植がなされている。しかし敵のデザインは前作の方が良いと思うなぁ。
戦闘システムは呪文が独特で、使用制限がある。もう一度同じ呪文を使うにはフィールドで約8秒ほど時間をあける必要がある。
他にはレベルが上がると敵から得られる経験値とお金が減っていくというシステムのため、レベルアップに時間がかかってしょうがないのとお金がたまりにくく買い物には苦労する。
ストーリー的には王道で、問題を解決しながら先に進む分かりやすいものだが、前作プレイを前提とした展開も多いので前作からのプレイをおすすめします。
それと今回の冒険の舞台は殆どが地下世界の為洞窟内ばかり。
内部は広大なので迷いやすい上、たいまつ・ランプといったアイテムを使用しなければ視界も狭いためまともに冒険もできない。しかも敵の数が多くて嫌になってくる。
その上レベルが上がっていると経験値もお金も少ないのでさらに嫌になってくる。せめてレベルが上がれば敵から逃げていくとかしてほしい。
そんな世界観に着いていけず、プレイを断念したプレイヤーも多いと思われる。
不思議なダンジョンをやっているような感覚さえ覚えるが、不思議なダンジョンは迷わないし、敵の数も適量だ。本作は忍耐的に厳しいものがある。