【FC】バルーンファイト

『バルーンファイト』

1985年に任天堂から発売。

元々アメリカのアーケードゲーム、『ジャウスト』のファミコン移植を作っていたが、権利の問題で開発中止していたものを大幅にアレンジして『バルーンファイト』として発売した。(2年後にジャウストも発売された。)

独特な慣性がある動きが特長で、この技術は後のマリオブラザーズにいかされているらしい。

ファミコン版のバルーンファイトは2つのモードがある。通常の面クリア型と、バルーントリップ(エンドレス)だ。

通常の方は2人同時プレイにも対応していて、お馴染み協力プレイ(殺し合い？)をして楽しむことが出来る。

バルーントリップの方はひたすら雷を避けながら風船を割っていく。

連続で風船をとった方が得点が高くなる仕組みで多くのユーザーを熱狂させた。

驚くべきはこのバルーントリップを締め切り間近のたった3日で作り上げたということだ。

今のゲームではデータ量が膨大で、人員も多く、お金も多くかかるだろう。この頃のゲームは個人の思い付きでこんなにも楽しいゲームが作れたわけだ。

ゲームに本当に大切なものは何か、改めて考えさせられるエピソードではないだろうか。