GAME de B-DASH

ゲームが特別うまい訳でもないけれど、ちょっぴり古いゲームから最新のゲームまでゲームと名がつく物が好きな人のブログ。

ファミコンが家にやって来た!

ファミコンが家にやって来た!
私が小学生2年生のある日。我が家に突然ファミコンがやって来た!親が買ってきたのである!2つ年上の兄と喜びで狂喜乱舞した。特にゲームに興味のないはずの親が買ってくるほどファミコンはブームになっていた。
当時の日本のバブル景気に乗っかってファミコンは売れに売れていた。
新品ピカピカのファミコンの箱はシルバーの色が輝いて見えた。それを慎重に厳かに開けると発泡スチロールのケースの中に白と赤のカラーリングをしたファミコン本体とACアダプター等のケーブル類がピッタリと綺麗に入っていた。
もうそれを見ただけで更に興奮!
それと有難いことにファミコンソフトも一緒に買ってきてくれていた。『スーパーマリオブラザーズ』と、『ドラゴンクエスト2』である。
 
おそらく人気があるソフトということでこの2つを買ってきてくれたのだろう。しかし、ドラゴンクエスト2の方は当時ロールプレイングゲーム(RPG)に全く興味がなく、何となく難しそうだからという理由で未開封のままにして他のソフトと交換してもらうことになった。
(後にドラゴンクエスト3は予約する程にRPG に興味が出るのだが)
それで後日私の家に来たのが『迷宮組曲』と、『ドラえもん』(通称白ドラ)である。
 


今考えてみると一度買ったソフトを交換なんて出来るのか不思議でしょうがない。それとこの時の親の選択はハズレが無い!名作ソフトばかりである。インターネット等の情報収集が無い世の中で、最高のチョイスだ!
ファミコンとテレビの接続を父にやってもらった。今は中々見ないRF接続だ。

 テレビを2チャンネルにし、ファミコンのスイッチを入れると、見事にスーパーマリオブラザーズの画面が浮かび上がってきた!
この憧れ続けたスーパーマリオブラザーズのタイトル画面。それが今自分の家のテレビに映っているのだ!家でファミコンが出来る!この時の興奮は大変なものだった。
インターネットも無ければパソコンも無い。もちろんスマホも携帯電話も無い時代。あの頃は一家の団らんの中心にはテレビがあった。テレビの役割が今よりずっと重かった。そのテレビで大好きなゲームができる!もうただそれだけで幸せに感じたものだ。
あれ以来私も新しいゲーム機が発売されればそれを購入してきたが、この時程の興奮は一生味わえない。今でももちろんゲームは好きだけど、まだ小さな小学生だったから最高に純粋に喜べたのだろう。
単純だけど間違いなくそれは最高の瞬間だった。