【FC】ポパイ

『ポパイ』

1983年に任天堂から発売された固定画面のアクションゲームである。

任天堂にしては珍しい版権物で、原作の雰囲気や設定を生かした素晴らしい仕上がりである。

アーケードからの移植だが、ファミコンの性能の良さを発揮し、かなりの移植度を誇る。3つのステージの繰り返しで、上にいるオリーブが投げるハート、音符、アルファベットを一定数集めるとクリアする。

もちろん様々な妨害がポパイを襲う！

まず大男のブルートが上から飛び降りてきたり、腕を伸ばしてきたり、上にパンチをしてきたり、ビール瓶投げてきたりする。他にもポパイのいる方をキョロキョロしながら気配を探っている。主役のポパイよりアクションが多彩である。他にも魔女や、イーグルが妨害してくる。

ポパイの攻撃方法はパンチだが、大男のブルートには普通のパンチでは効果がない。ホウレン草を食べて強くなった状態でしかブルートには勝てないのだ。

このゲームやってみると、なるべくブルートに見つからないように動くことになるが、ブルートの下を通りたい時など結構緊張する。ジャイアンから隠れて逃げるのび太の心理である。

そしてホウレン草を食べて形勢逆転！一転してブルートは逃げていく。そのブルートに触れただけで画面端までブルートがぶっ飛ぶ！これはかなり爽快である。

このメリハリが実に見事でよく出来たゲームである。