GAME de B-DASH

ゲームが特別うまい訳でもないけれど、ちょっぴり古いゲームから最新のゲームまでゲームと名がつく物が好きな人のブログ。

テレビゲームとの出会い

私のテレビゲームとの出会いは幼少の頃だったと思う。
当時はあの国民的ゲーム機の任天堂ファミリーコンピュータ(以下ファミコン)が発売されて間もない頃だったはず。
ファミコンの存在を知らなかった私の家にあったのはテレビテニスが遊べるゲーム機。
いわゆるアメリカのアタリ社が開発して大ヒットを記録したPONG(ポン)というゲームが遊べるゲーム機だった。
↑これはPONGのイメージ画像

テレビテニスと言えば日本ではエポック社の名前そのまま『テレビテニス』か、任天堂の『TV GAME15』が一般的だったはず。
↑これがエポックのテレビテニス

↑これが任天堂のTV-GAME15

しかし私の家にあったのはそれとは違っていた。
当時の記憶を頼りに後年Googleで調べてみたところによると『Video Attack』という商品だったようだ。
ゲームに興味があるわけでもない両親なのに何故そんな物が家にあったのかは謎である。
ゴルフのコンペの景品か何かで貰ってきたのだろうか。
遊べるゲームは本体に内蔵されている2種類で、テニスと射的のみ。
ゲーム画面は黒地に荒々しい白いドットで構成されている。
この当時のゲーム機はグラフィックチップなど当然搭載しておらず、この表示はテレビのチャンネルを変えたとき画面に出る文字の機能を使ったもの。
テレビテニスの操作は本体に直付けされたボリュームつまみを回して遊ぶアナログなもので、画面で説明すると1プレイヤーが左側で2プレイヤーが右側のバーをそれぞれボリュームつまみを回してそれを上下に動かして、ドットの打ち返しをひたすら繰り返す。
うまくドットを打ち返せなかった場合相手に得点が入る。
このテニスには2つのモードがあり、1つは動かすバーが1つのシングル。もう1つは動かすバーが2つのダブルスである。
ダブルスと言っても操作するボリュームつまみは1人1つなので2つのバーは全く同じ動きをする。
ただ、前衛と後衛の存在があるというだけ。しかし、接近戦が出来るので反射神経がシングルより必要になってくる。
我が家はダブルスを主に遊んでいた気がする。
もう1つの射的はテニスよりも単純で、画面にドットが1つ動いている。そのドットを狙って光線銃で撃つだけである。
この射的にも2つのモードがあり、動く標的の早さが変わる難易度違いだ。
ゲームは単純そのものだが、対戦が可能だったので結構面白かった。
我が家も数年後ファミコンに移行し、次第にテレビテニスの存在も薄れていった。今どこにあるのかもわからない。
おそらく引越で捨ててしまったのだろう。
今はリアルなグラフィックで溢れているテレビゲームだけど、今でもたまに懐かしのテレビテニスを遊びたいと思うときがある。
単純だからこそ心に残る。画面も黒い背景に白い粗いドットだけ。初代ゲームボーイにも劣る。
ゲームというものは綺麗でリアルなグラフィックや、考え抜かれた複雑なシステムが楽しいのではなく、本質が重要なのだと思う今日この頃です。